2016年3月16日水曜日

311甲状腺がん家族の会 設立記者会見

最近は、Ryoさんが書いてくれてますが、私もまたぼちぼち書いていこうと思います。

この日、「311甲状腺がん家族の会」設立記者会見をお手伝い。

10代の子、たぶん、中学生か高校生くらい…検診でひっかかって要検査になり、結果が出て、親子で呼び出されたと思ったら、「悪性です。がんです」と、たかだか10分ほどの告知で告げられる…そんなことが福島で起こっているのだと、この会見で知りました。

10代の女の子と男の子のお父さんが、現地から中継で質問に答えてくださっていましたが、顔は隠し、声も変えての中継。そうしないと、とてもじゃないけど、声も出せないというのが、甲状腺がんと診断され、甲状腺を摘出する手術を受けた子どもと家族がおかれている状況です。

女の子は、大泣きしていたそうです。手術後も声がかすれたり、体調が悪かったりして、進学をあきらめたとか。男の子は、顔面蒼白で、その後も誰にも言えず、誰にも言うなと言い、ひたすら孤立している様子。

この家族の会が周囲の方々の尽力で形になり、初めて同じ境遇の方と話すことができた、そのことでどれだけホッとしたかと語るお父さんたちの話を聞いて、涙が出てしかたありませんでした。

我が子ががんになる。なのに、誰にも言えない。甲状腺がんと言えば、放射線の影響かそうでないかと議論になっているから、まわりも手術痕でわかってはいても、言えない…。それでなくても、体調やメンタルやいろいろ大変なのに、腫れ物に触るような周囲の雰囲気、どれほど孤独なことか。

そう思うと、本当にこの会の設立にこぎつけてくださった方々の努力がありがたく、勇気をふりしぼって手をあげてくださった当事者の方々を心から支えたいと思うのでした。

3月11日の報道ステーションを見た方もいらっしゃると思いますが、それにもまして、福島県立医大のみに任されている(というより、囲い込んでいる)甲状腺がんをめぐる状況はひどいということが伝わる記者会見でした。

関心を持ち続けること、そして、報道を見聞きすること、報道してくれるメディアを励まし続けること、それが外からもできることだと思います。

そして、関東も東京も決して人ごとではないということを忘れないで5年の今できることをしていきたいと思っています。

emiko



【報道まとめ】子ども全国ネット情報ブログ
http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/…/…/blog-post_120.html

記者会見動画アーカイブ
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F20

2016年3月3日木曜日

支援法市民会議

ひな祭りの今日は、暖かい一日でした。
花粉症の方には辛い季節ですね・・・。


まもなく、3.11.から5年ということで、
報道記事も増えています。

日々の情報ブログの更新も頑張っています!


さて、今日は事務局ミーティングを行ったあと移動して、
支援法市民会議世話人会でした。

サフラン、FoE、全国避難者の会、子ども全国ネット、
それぞれの活動状況や、今後の展望などなど報告。


もう5年、まだ5年。

まだまだこれから考えて行動していかなくてはならない課題が
たくさんあります。


子ども全国ネットでは、5回目の3.11.に
私たちの立っている、ここから始めるために東京で集まる
地域ミーティングを企画しています。

ぜひご参加ください!

3.11子ども全国ネット地域(東京)ミーティング

「もう5年? まだ5年? 今だから観たい Short movies!」





2016年2月29日月曜日

2/16 栃木県塩谷町での地域ミーティング

2/16(火)栃木県塩谷町で地域ミーティングを行ってきました。

塩谷町は、指定廃棄物の最終処分場候補地に選定されています。

指定廃棄物最終処分場候補地選定までの経緯と現状


上河内スマートICをおりて少し走ると、処分場に反対する、のぼりや看板が見えてきます。


町中にのぼりが立っていて、なんと町役場の前にも!


雪が残る指定廃棄物の最終処分場候補地を、見学してきました。


2015年9月の大雨では、候補地になっているその場所まで浸水していたそうです。

候補地と川の流れとの高低差はほとんどなく、
川の侵食によって崩れた場所もあります。






その後移動して、環境庁から名水百選に認定されている「尚仁沢湧水」を見学。
(塩谷町役場のサイトより、2014.5.30撮影)

こんこんと水の湧く、もののけ姫の一場面を思い起こさせるような場所。

「尚仁沢湧水」の様子はこちらに映像もUPされています。


午後は、塩谷町役場で、塩谷町の皆さんとの地域ミーティング。
見形町長にもご参加いただきました。



処分場の問題、土壌測定のこと
子どもたちを守るために検診などどのようなことができるか、
各地域ので取り組みはどうかなどなど、
限られた時間ではありましたが、様々な意見交換をすることができました。

現地で暮らす人の声を聞くこと、その場所に立つことで感じられることもありました。


各地域と繋がり、地域と地域を繋ぐ。

そんな取り組みも、子ども全国ネットとして
大切な役割だと改めて思った一日でした。



2016年2月24日水曜日


原発事故被害者の救済を求める全国運動
第三期キックオフ集会 
(参議院会館)に参加しています。



2015年6月18日木曜日

「ママレボ」が第3回日隅一雄情報流通賞の激励賞を受賞!

「ママレボ」が第3回日隅一雄情報流通賞の激励賞を受賞!

これは駆けつけるしかないでしょー!!(≧◇≦)

子ども全国ネットでも4名が駆けつけました。


和田さんも、千亜さんも、ほんとーーーっに頑張ってるから、なんか嬉しくってたまらないよ…涙。
そして、表彰式に子どもたちが出てきたシーンは、おそらく今までなかったんじゃないかな。
基金の代表理事・海渡雄一弁護士にご挨拶した際、「子どもがいるっているのは本当にいいですねー、いやー、よかったー!」っておしゃっていました。

原発事故後、報道に乗らない声なき声を地道に取材をし、書き続け、時に悩みながら、とにかく必死に追いかけてきた2人、これからも頑張ってほしいよ。
子ども全国ネットもより一層の応援をします!

今の日本に「ママレボ」は必要なんです!

渾身の一冊、手にとってみて。バックナンバーもあります。
↓   ↓  ↓  ↓  ↓
http://momsrevo.shop-pro.jp/?pid=85898992


本当におめでとうだよー♡ *\(^o^)/*

そして、今こそ、この本も読み直したい!まだ読まれてない方、ぜひ~!

「主権者」は誰か――原発事故から考える (岩波ブックレット) 
日隅一雄(著)

http://goo.gl/OodI32

2015年3月18日水曜日

保育園の「父母会」で給食食材を測定しています。

子ども全国ネットのスタッフも、個々に子どもの通う学校や幼稚園・保育園、行政に
働きかけをしたり、土壌測ったり、なんだかんだと地道にやっております。

今日は私の息子が通う保育園のお話を。

我が園の「父母会」では、給食食材の放射性物質測定を毎年行っています!
園は、自治体での測定にも申し込んでくださっているのですが、シンチレーションでの測定。
Cs134、137合算で検出限界値7ベクレル/kgくらいです。

しかも単品検査でチョイスする食材がちょっと残念なんです。
摂取量の多いものという条件なので、うーん、それって測っても無駄でしょ・・・??って
思うような食材も測定されています。

父母会はゲルマでやります!食材もちゃんと選びます!(鼻息)
年一度の父母総会で予算を精査し、

・たくさん食べるもの
・汚染されやすいもの

という基準で食材を選びます。
今回は、白米、五分つき米、粉ミルク、さつまいもに決定!
さつまいもは、おやつに蒸かし芋がまるごと出されますので、他の気になる食材に比べて
摂取量が多いと判断しました。

厚労省データをみると、さつまいもは関東産のものでも結構な頻度で検出されています。
また、農水省のHPにある「農地土壌中の放射性セシウムの野菜類及び果実類への移行の程度」を
みても、サツマイモは他の食材に比べ、移行係数がやや高いのです。

仕入先の八百屋さんから給食用に卸しているさつまいも1㎏ゲット。
父母会長と必死に刻みます。
















購入の際、測定で使う旨をお話すると、八百屋のおじさん「もうでないでしょー?」って言うから、
「そうですねー、だいぶ落ち着いたでしょうねー。たださつまいも、レンコン、キノコ類は
やっぱり関東でも検出されるみたいよー。」とインプットしてみました。

測定結果を八百屋さんにフィードバックする時に、「世田谷こども守る会」が作った
パンフレットも持って行こうと思います。
ここには気になる食材が、可愛いイラストとともにわかりやすくまとめられています。
パンフレットはコチラにアップされています。 ⇒ http://goo.gl/0ULWJy

粉ミルクはメーカーが検出限界値5ベクレル/kgほどで測定しているようですが、
0歳児はそれしか飲まないわけで、できればもっと低い検出限界値を目指したいのでした。

あー、どうか、うちの子が卒園した後も測定を続けてくださいますように。

2015年3月11日水曜日

4年前を想いながら・・・

あの日から4年がたちました。

むごすぎる多くの苦しみを前に、生きている私たちは必死で今に立ち向かわなければ……
そう思ったあの日。

多くの失われた命とご家族にむけてあらためて哀悼の意を表します。

「5年目に向けて」 ⇒ http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2015/03/5.html

いろいろな想いを抱きながら、今日も粛々とホームページの打ち合わせです。


4年経った今だからこそ放射能が気になり始めたばかりの人、
妊娠・出産を機に初めて現状を知った人、
子どもの入学、入園で給食が気になり始めた人、
西日本から東日本への転勤でいろいろと心配になった人、

まだまだ情報を求めている人がいます。

安心を押し付けるだけのものでもなく、危険を煽るだけのものでもない、
わかりやすい「きほんのき」といえる情報の窓口を作っていきます。