2014年4月24日木曜日

「第5回 住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」傍聴しました。

環境省が行う「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」を初めて傍聴してみた。

ちょっと驚いたのは、長瀧座長が「UNSCEAR」のことを「IAEA」って言っちゃったこと。
私は隣りの傍聴者と目を合わせて「やっぱり…」とうなづきあってしまったwww

で、今回は、UNSCEAR(国連科学委員会)の報告書に関する議論に終始したのですが、
なんだか核心的なところにはなかなか触れられず、表層的な印象。

この議論で委員にはいくら支払われるんだろ…とそんなことが気になる私

内部・外部被ばくともに“不確かさ”が大きいと報告にはあるものの、
「遺伝的な影響は予想されない。」
「福島では甲状腺ガンが大幅に増加するとは予測されない。」
って結論づけるUNSCEAR。

そこを疑問視する意見も出されましたが、もちろん反論される。
なんだか良く分からないままお開き。

帰りに長瀧座長が環境省の女性2人に丁寧に見送られ、クルマに乗り込む姿をみました。
偉い方なのね…こういう扱いを日常的に受けると、もうそこから外れる自分は考えられなくなるじゃないかな、
って想像しながら私は地下鉄へ。

詳細は、ママレボレポートを読んでね。
http://momsrevo.blogspot.jp/2014/04/blog-post_2436.html



2014年4月19日土曜日

市民会議、参加してます〜!

昨日、久しぶりの市民会議。

正式名称は、
「原発事故子ども・被災者支援法市民会議」。
そう、支援法を何とかしようと立ち上がった市民団体による会議です。

2012年6月21日に法律が可決成立した直後、
7月には立ち上がり、
子ども全国ネットも「支援法プロジェクト」として呼びかけながら
毎月の会議や、世話人による運営会議、
そして、日弁連とJCNを加えたネットワーク会議に参加してきました。

この間、支援法の国会議員連盟や、自治体議連とも協力して
何度も何度も院内集会を開いたり、フォーラムを開いたり
昨年は、福島県内だけでなく、
山形や札幌でも会議を開催してきました。

そして、
たくさんの人の尽力で、
すこ〜しだけ成果もみられるものの、
何しろ、塩漬け状態で、にっちもさっちもいきません。

今年は、会議の開催を半分に減らして
それぞれの団体の活動を大事にしながら
いざという時に、動けるようにしていこうということになり
だから、2か月ぶりの市民会議。
とくに、前回は2月だったせいか、参加者も少なめだったので
ほんとうに久しぶりの顔がいっぱいでした。

支援法は、被ばく対策のよりどころとなるべき法律なのに
賛成したはずの与党議員も、多くの議員も、
そっけないったらありゃしない。
何なのよ、もう〜〜〜〜!

でもでも、あきらめるわけにはいかないのよ。
だから、何度でも何度でも伝えていかなくっちゃね。

チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長の
吉田由布子さんを招いて、1ミリシーベルトについての
これまでの法令や健診内容を学習しました。

原爆の対応も、JCOの事故の対応も、
基準はなんと1ミリシーベルト。
なぜ福島だけ1ミリシーベルトを守らない?


2014年4月15日火曜日

城南信用金庫さんで口座開設

きょうは、城南信用金庫さんで口座開設してきました。

これまで子ども全国ネットでは、郵便振替を使うことから
ゆうちょ銀行のみ口座をつくっていましたが、
事務局がお茶の水とあって、最寄り駅になんと城南信金の支店があるのです。
城南信金といえば、理事長の吉原さんが発信する「脱原発」の姿勢に
どれだけ励まされてきたことか。
わたしなど、近くに城南信金がないことが悲しかったです。
(残念ながら、城北信金のエリア…)

助成金等の対応口座として使うという目的で
城南信金の口座開設をすることになりました。

さっそく出かけて、口座開設を申し込むと、
窓口で、いろいろなやりとりがありました。
「具体的には、どんな活動をされているのですか」
と聞かれ、
「子どもたちを放射能被害から守るために全国で活動する団体が
300団体以上つながったネットワークの事務局です」
「東京で立ち上がった団体や活動から
ここへつながっている人が中心に支えています」
などなど話していくと
なんと窓口の男性が
「そうですよね、東京でも、路傍の土など危険ですよね」
とおっしゃいます。

銀行の窓口での会話ですよ。
お子さんのいらっしゃる方だということでしたが
さすが城南信金さん!とビックリしました。

その後、ちゃんと事務局を見に来られ
それから口座開設OKとなるのです。
そしてきょう、めでたく開設とあいなりました。

ここの口座にしっかり活動資金が入ってきますように!
そのために事務局は奮闘せねばと気持ちを新たにしました。

口座開設時にもらってきた「城南信用金庫の経営内容について」という冊子。
こういう銀行が選択できるようになるといいですね。

2014年4月1日火曜日

子ども全国ネット、3度目の春を迎えて

311から3年たった春。
子ども全国ネットも、3度目の春を迎えました。

まだ3年?
いや、3年もたつというのに、
何も解決しないどころか、この国の対応のまずさ、酷さに
とほうに暮れることも多い毎日だよ。

子ども全国ネットも、まだまだ未整理のことが多いけど、
それでも、事務局を担う仲間たちで覚悟を決めて
法人化することにして、
1月に認証がおりて、
事務局は今後、NPOとして
ネットワーク運営に乗り出すことになって迎えた春。

いやぁ、どれだけのミーティングを重ね、
どれだけのSkype会議や電話会議、打合せ、メール、
たくさんのやりとりをしてきたことか、この3か月。
産みの苦しみもずいぶん味わったと思うなぁ。
でも、少しずつ、運営のかたちが見え始めています。

3年たって、
ヘトヘトになってる人や団体も多いし、
もう、日々の暮らしに追われて、
関わる余裕がなくなっちゃった人も多いよね。

そんな今だからこそ、
「子ども全国ネットがあってよかった」って
つながる団体のみなさんに感じてもらえるような、
不安のうちに訪れた人がそう思えるような
そんな「場」になっていけたらいいなと
あらためて思っています。

子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
という、ゆるやかだけど、大きな可能性をもった「場」で
いい出会いが生まれ、
出会いからつながりが生まれ、
そしてうねりが起こっていくように
いっしょに泣きながら、怒りながら、笑いながら
その場をささえていきたいと思う3度目の春です。